ゆびきり
啓の作った曲とミサの歌声がとても綺麗で、梨由の詩がリアルに心に響く。



この三人が出会ったのは、この素敵な曲を届けるために、必然的なくみあわせのように感じる。


日本初の曲は全部日本語の歌詞だった。



今まで英語の歌詞を聴きながら日本語の歌詞を読むのが、私流のミサの曲の聴き方だった。


だからか、日本語で唄われていることが不思議に感じる。


「昔となんも変わってねぇな。あいつの歌詞…」


ポツリと言った詠士の言葉が、梨由の詩で切なくなった私の心をさらに、切なくさせた。

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