ゆびきり
それから毎日梨由もポエムへくるようになった。
そのうち、倫子も真斗も梨由と仲良くなっていった。
「龍二、今日いくら稼いだ?」
「別に、金稼ぎでやってんじゃないし」
いつでもクールな龍二に、めげずに話しかける梨由の姿が珍しく、詠士は目がいつのまにか梨由を見ていた。
「でも、梨由ちゃんと学校いってんの?」
「私のとこ、金があればバカでも入れる高校だからちょこちょこいってれば平気」
「お前、金持ちなの?」
「パパがレコード会社の社長やってんの」
「すげーじゃん!令嬢なの?」
「まあね」
梨由はあまり、嬉しそうに話さなかった。
いつも明るく話す梨由だからこそ、みんなはそれ以上この話しをしなかった。
そのうち、倫子も真斗も梨由と仲良くなっていった。
「龍二、今日いくら稼いだ?」
「別に、金稼ぎでやってんじゃないし」
いつでもクールな龍二に、めげずに話しかける梨由の姿が珍しく、詠士は目がいつのまにか梨由を見ていた。
「でも、梨由ちゃんと学校いってんの?」
「私のとこ、金があればバカでも入れる高校だからちょこちょこいってれば平気」
「お前、金持ちなの?」
「パパがレコード会社の社長やってんの」
「すげーじゃん!令嬢なの?」
「まあね」
梨由はあまり、嬉しそうに話さなかった。
いつも明るく話す梨由だからこそ、みんなはそれ以上この話しをしなかった。