「カレシマチ」
「ヒマリちゃん~」

「ゆうくん・・・」

ケーキ屋の前には

やっぱり2人。

「そうだよね・・・」

遥斗と顔を見合わせたら

なんだか同じこと考えてて・・・

「恋人にはまだなれないかな、私たち。」

やはり子供達の笑顔はいつみても癒されるし・・・

この・・・とっても幸せなこの気分はなんだろう。

子供達はプレゼントに、ケーキに、大はしゃぎしている♪


「お待たせ、穂香。」

「え?」

「ほのママ」じゃないんだ・・・今日・・・

「ゆうが・・・一緒にクリスマスやりたいっていうからさ。」

「うん。」

「良かったら・・・」

「いいの・・?」

「穂香が良ければ・・・」

「行こ!うちに・・・」速攻なわたし・・・

気が付いたら・・私は遥斗の手を握ってた。

遥斗の手のぬくもりと・・・

外の寒さがなんだか心地よい

「ヒヤァ・・・手つないでる~」ゆうまは、相変わらず私を茶化す。

「もう・・・」

その手を離そうとしても・・・

はるくんがギュッとしてくれた。

「これからは

毎年4人だね。」

寝静まった寝室に置かれたサンタさんへの手紙。

ヒマリの書いた欲しいもの・・・

「ママと

ゆうくんと

カッコいいパパ」

「まったくぅ・・・」私は泣けてきて・・・

ヒマリの寝顔をずっと見つめてた。

< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop