「カレシマチ」
浴室にはハーブの香りのボディーソープ・・・

「うーーん。いい匂い~」

私は、自分の家にはない、高級感にすっかり魅了されていて・・・

浴室に脱ぎ捨ててあった私の衣類はなぜか綺麗にたたまれていた。

「ヤダ・・・恥ずかしい・・・」

ヨレヨレのパンツ・・・「見られちゃったよね・・・」って

「やばい・・・」・・・☆

この日からなんとなく私の心にスイッチが入った。

「ママ~可愛い~」レースのついたパンティーを部屋干しした。

まず、下着を一斉に変えた。

綿パンも良かったけど・・・ダメダメ・・・

親友の千咲んにアドバイスしてもらって、勝負下着たるものも揃えた。

一方、ヒマリは

「ゆうくんに・・・って」お絵かきしたり

お手紙書いたり・・・

「ゆうくん。好き?」

「うん。おともだちだよ」ってヒマリはいつも答えた。

「ママだって・・・はるくん好きでしょ・・?」

「・・・・うぅ・・・」

「うん」って即答したかったけど・・・

してしまったら、なんとなく・・・

「素敵なお父さんだよね~」っていつもごまかした。

それは・・・

私の胸の中だけに留めていたくって

遥斗の前でもずっと隠していった・・・



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