「カレシマチ」
「会えないかな・・・2人で・・・」
ある日、そんなメールをもらった事がある。
ちょうど、仕事の休憩中だったから、私は発狂してしまった。
「マジで・・・・ねぇ・・・・」
あたりは騒然としてしまっていた。
「大丈夫~?ほのかちゃん・・・・」食堂のおばちゃん達は最近の私にちょっと不安がっていた。
お迎えまでの数時間。私は遥斗と待ち合わせした。
こんなに改まってなに・・・?私は喫茶店でど緊張してしまって・・・
「ゆうが・・・・
・・・ってか僕が・・・
お付き合いしたいんです。正式に・・・」
「うそ・・・」私は一瞬時間が止まった。
「・・・好き」とか言っていいものか
だってお互いの子供達が・・・
私は、「ハイ」ってハッキリ答えられなかったけど
その日から、正式に堺家とお付き合いするよになった。
「ママ・・・良かったね。」
ヒマリはそういってくれるけど・・・どうなの・・・?
「パパと離れて・・・ママは、はるくんと・・・」
ヒマリはうつむいた。
「やっぱり・・・辛い・・・」私はヒマリの気持ちどこまでわかってんのかな?
はるくんとの距離が近づくと・・・
なんだかヒマリは離れていくような・・・
私は、こうして遥斗と昼間に大人だけで会っているだけで
なんともいない罪悪感に陥ってた。
「はるくん・・・」
初めて見せた・・・女として・・・母としての涙
「ごめん。辛い想いさせちゃって・・・」遥斗は私を抱きしめてくれた。