好きです…
ステキな人に出会えたなぁ。
ちょっと今まで気を張ってたから癒された…

「梓ちゃん、ほら、見えてきたよ。」


気が付いたら前にみた風景があった…


「あっ、見覚えある。ここ…」

着いた…着いちゃうんだ…

「あっ!梓!!」

えっ!?なんで!?
どうして、この声の持ち主がここにいるの!?


梗太さんから私の手が離された…


「梓!!お前、どこウロウロしてたんだよ!すげぇ心配したんだぞ!」


「優く…」

「なんだ。待っててくれる人いたんだな」

「えっ!?ちっちが…」

「じゃあな、梓ちゃん。もう迷子になるなよ」

梗太さんは私の頭に一瞬手を置き、優くんに会釈してその場を去って行った…


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