好きです…
天井にぶら下がってる看板を見ながらトイレを探した。こういう所はちゃんと矢印とか書いてあるから、大丈夫!

トイレで少しだけ泣いて、バレないように顔を洗った。

さて、戻ろう!って…無事に優くんの待ってるところに着くのだろうか…

でも…まっすぐ来たよね、確か…

優くんに義兄と宣言されて頭の中真っ白になっちゃってたから、来たとこ覚えておく気力すらなかった…

とりあえず行ってみよう


「あっ、梓、出てきたな!」

「えっ!?優くん、なんで!?」

「迷子になると思ったからさ、迎えに来たんだよ。車に布団も乗せたし、行くぞ」

「あ〜、うん。」


優くん…なんでこんなに優しいのよ…お姉ちゃんの妹だから?

こんなに優しくされると、ツラいよ…
忘れようとしてるのに、忘れられなくなる…

< 18 / 26 >

この作品をシェア

pagetop