一生の恋バナ
そんな時だった。
流星群が夜に見れるというニュースを見て
私は、類にもう一度告白しようと思ったのは。
いつもより早く家を出て類の家に向かった。
インターホンを押したら、
類のお母さんが出てきて
『あらっ!今日早いのね〜
類なら部屋にいるから上がって行きなさいっ』
そうして、私は類の部屋に
─トントンッ
私『類おはようっ』
類『わ!れいら、早いな!おはよっ』
私『ニュース見た?』
類『見た見たっ!流星群だってな!』
私『夜…一緒に見にいかない?』
類『あー…わり…』
私『そっかあ…いいよっ
早く準備してっ!学校行こ!』
類『おうっ』
そして、美紅の家にいつも通り
迎えに行くと、
自転車の鍵なくしたって言ってたから
私の後ろに乗せようと思ったら。
私の言葉を遮って類が…
2人が楽しそうにしているところなんて
見ていられなくて、私は一人で先に向かった。
そして、夜…
7時くらいにお母さんが帰ってきた。
私『お母さんお帰り…って
酒くさっっ!飲んできたの?』
お母さん『うっさいわねー
え、あんたまた私のご飯作ったの?』
私『そうだよっ!健康考えて作ったの…』
─ガシャンッ
お母さん『こんなまずそうなもの
食べれるわけないでしょ!』
そう言って私が作ったご飯を
ゴミ箱に捨てた…
私『ひどい…頑張って作ったのに…』
ガチャッ
私は家を飛び出し、類の家に向かった。
類のお母さんは
『あら?類なら流星群見に行くって
商店街の方に行ったわよ?』
時計を見るともう、20時40分を回っていた。
私は、商店街に向かった。
あ!類!
向こう側の靴屋に…!
え?
誰かを待っている?
横断歩道の前のところの
人ごみの中に美紅が…
美紅に気付いた類が
反対側の横断歩道のところまで来た。
…美紅さえいなければ
大型トラクターがこっちに来る。
私は、人にばれないように美紅を
横断歩道に押した…
すると、類が飛び出していき…
美紅を守り、トラクターにひかれた…
…類?
どうして…
こんなはずじゃなかった…
私は震えが止まらなくなって
その場に立ちすくんでいた…
すると、美紅がこっちを見た。
…ばれた
とにかく、逃げなきゃ。
私はその場を急いで去った。