一生の恋バナ
れいら『あーその話?』
私『うん。この時にね、類はれいらのことが
好きなんだって確信したよ?』
れいら『バカじゃないの?』
私『えっ?』
れいら『教えてあげよっか。
あの時、「一緒に入って行こうよ?」
って言ったら類なんて言ったと思う?』
私『えっ?』
れいら『類はね
「美紅に入れてもらうから一人で使えっ」
そういったんだよ?』
私『でも、それは…れいらが濡れないよう…』
れいら『何言ってんの?
類の傘そこまで小さくないし、
余裕で2人で入れたんだよ?』
私『えっ…』
れいら『これでわかった?
警察にでも類にでも何でもいえば?
私をあの時横断歩道に押したのは
れいらですって』
私『そんなこと…』
れいら『できないよね?
知ってる。美紅の性格だもん
お人好しだもんね?』
私『れいら…』
れいら『類は渡さないから』
そう言って、病室を出てった。