一生の恋バナ


そう言えば、子供の頃


誕生日に類にもらったな…



10年前



今日は私の6歳誕生日。


類が来れなくなって、


クラスの人10にんが


集まってくれて家で


私の誕生日パーティーをした。


8時頃にみんなが帰って…



─ピンポーンッ


家のインターホンがなった。


こんな時間に誰だろう…


玄関のドアを開けるとそこには



類『よっ美紅』


私『類くん!今日これなかったんじゃ…』


類『これ渡しにきた!』


私『えっ?』


類『目つぶって』


私は類に言われたとおり目をつぶった。


類『開けていいよ』


私『なに…って

えっ!これ…』


私にはまだ大きい指輪が


手につけられていた。


類『あのさ、10年後…

俺がもっと大きくなったら、

美紅をお嫁さんにもらうからっ

その約束なっ』


私『うんっ!!』



その時はまだ幼かったからだが、


類と私は男子は18にならないと


結婚できないって後から知ったので


私『類くんっ

この間の指輪…返すねっ』


類『え!何で!?』


私『類くんが結婚できる18歳になっても

私をお嫁さんにほしいって思ったら…

その時またください!』


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