一生の恋バナ
次の日の夜、私は誠の部屋に行った。
誠『どうした?』
私『返事なんだけど…』
誠『あ、うん…』
私『誠、いつも私のことを考えてくれて
時には慰めてくれて…
私も誠のこと大好き』
誠『美紅、大丈夫。
それ以上言わなくてもわかってる
類のことあきらめられねえんだろ?
そんな苦しそうな顔させたくねえのに
俺が…させちまってるんだな』
私『誠…っ』
誠『美紅、自分の気持ち
しっかり伝えるんだぞ?
後悔すんなよ?』
私『うん…っ』
昨日の夜、マーガレットの花言葉で検索して
私の目に飛び込んだのは
“心に秘めた愛”
もしかしたら類は違う意味を込めたのかも
しれない。
でも、この言葉が私の本当の気持ちに
気付かせてくれた。
私は、類をあきらめたくない。