一生の恋バナ
次の日の朝
─ピンポーンッ
家のインターホンがなり、
まさか…類!?
と期待して玄関に向かったら
れいら『もう、何してんの?
学校だよっ!
久しぶりに行くんだから遅れてられないよっ』
私『ごめん!すぐ準備するっ』
まさか、類がいるはずないよね…
私『いってきまーすっ』
自転車に乗り急いで学校に向かった。
私『さすがに、北海道は寒いね~』
れいら『まあ、東京よりはぐんと気温も
低いしね…』
私『うんっ…』
れいら『てか、美紅…
もしかしてだけど、まだ類にいってないの?』
私『うん…
タイミング逃しちゃって…』
れいら『ばか!
いつ会えるかもわかんないのに…
連絡先、絢香のしか持ってないよ?』
私『誠のなら、持ってるけど…』
れいら『どうしようも…ないよね』
私『うん…
なんか、応援してくれたのにごめんね…』
れいら『私は…いいけど
美紅が後悔しないならね…』
私『うんっ…』
そして、学校についた。
まだ、数十回しか行ってないけど…
まあ、3割の人が中学か小学のころ
一緒だったからだいたいは知っているけどね…
私とれいらは4組。
教室に向かうと…
『美紅ちゃんっ、れいらちゃんおかえり!』
『おかえりっ!!』
そう迎えてくれたのは
小学校の頃から一緒の
友美と奈々。
続いてみんなが集まってきて
声をかけてくれた。
私『友美、奈々…みんな…ただいまっ!』
友美『うんっ…って今、呼び捨てしたよね?』
奈々『え?記憶なくした後は
ちゃん付けだったはず…』
友美『美紅、記憶が…?』
私はコクりと頷いた。
奈々『美紅~おかえり…
本当おかえり~っ』
友美『戻ってよがったあぁぁ』
2人は私に抱きついてきた。
前みたいな生活に戻ったんだな…
1人…欠けているけど…
すると先生が入ってきて
先生『はーいっ席付け~
ホームルーム始めるぞ~っ』
確か…学(まなぶ)先生だ
学先生『今日から、如月と桜井復活だなっ
あとは…
あー…入ってこいっ』