一生の恋バナ
類side
かんな『類くん…ごめんね?』
俺『え?何が?』
かんな『いきなり類くんがいいとか言っちゃって』
俺『あ、ああ。そのこと?
気にしなくてもいいよ』
かんな『ほんと?ありがとう♪』
え?俺、かんなに抱きつかれてるぞ。
女の子特有の香りがするわ…
じゃなくて、どうすればいいんだ。
かるく胸当たってるし。
俺『か、かんな。とりあえず寝よう』
かんな『類くん照れてる♪』
俺『からかうなって』
なんとか、ふりはらった俺だが、腕をつかまれてる…
そう思ってるうちに眠りについた…
夜中の3時…
なんか知らねえが目が覚めたのでベランダに行こうと起きた
すると。
─グスンッ…
誰かいる?
おそるおそる覗いてみると…
美紅…?
しかも、泣いてる…??
いつも、元気でめっちゃ笑顔のあいつが??
え。なんで?
─ガタッ
やべっ。壁にぶっけた。
気付かれる!
必死にカーテンに隠れた俺は見つからずに
美紅がふとんに入って、眠りについたなって
思われた頃に無事に戻った。
あいつ…なんで泣いて…