一生の恋バナ
美紅side
会場に着きさっそく、私達は男子たちの元へ向かった。
なぜかわかんないけど、
私いろんな人にすごい見られてる気がする…!!
私『あっ…類…』
タキシード姿…キュンッ
え?なに私ときめいてんの!
でも、むかつくけど本当にかっこいい。
陽介『美紅ちゃん、まぢ超可愛い!!!』
誠『だな…』
類『べ、別に?やっぱ豚に真珠じゃん?』
私『さ、最低!!!』
絢香『まあまあ二人とも
せっかくなんだし今日は楽しも?』
陽介『じゃあ絢香、踊ろうぜ』
陽介くんと絢香はそのままおどりに行っちゃった…
私は水をもらいに行こうとしたとき
肩をポンポンっとされ
『お嬢さん。踊っていただけますか?』
と声が。
誠だ。
ってか誠はやっぱクールなイケメン。
ほんと、誰かとは違って紳士。
その誰かはというとそこら辺の
女の子たちにちやほやされて
鼻の下がのびている。
一瞬でもかっこいいと思った自分が恥ずかしくなった。
誠『美紅…こういうの慣れてない?』
私『うーん…一応ダンスとか前やってたんだけどね…』
誠『そっか。じゃあ、俺に合わせて』
そういった誠が先導してくれた。
疲れたのでしばらく休憩していた。
すると…
『嬢ちゃん俺とも踊ろうぜ?』
と見知らぬ人に声をかけられた。
断ると怖そうだったので一緒に踊った。
男『このあとさ俺と抜けない?』
私『いや…それはちょっと困ります』
男『そんなこと言わずにさ。てか、嬢ちゃん暑そうだね…それ脱ぎなよ』
と言われた瞬間ビリッッ
ボレロをやぶかれ、露出…
男『嬢ちゃんいい体してるじゃんかよ』
男が私のおしりに手をかけた次の瞬間
─バシャッ
…目を開けると
類がいた
類『てめえ!俺の連れに何すんだ!!
2度と近づくな!!』
類は男にワインをかけ、そうい言った。
そうして男は慌てて去っていった。
パチパチパチ…
遠くからしげるさんが見ていたようで近づいてきた
しげる『はーい♪久しぶりね
あと仲良くなったのかしら?ウフ♪
いいことだわ。まあ楽しんでいってね♪』
類が顔を赤らめて
『美紅!!こっちこい!』
そういって一目のないところに私の手をつかんで引っ張っていった。
類『お前…バカじゃねえの?
嫌だったら断るくらいできるだろ?』
美紅『しょ、しょおがないでしょ…怖かったんだし!!!』
今にも泣きそう…でも、泣いちゃいけない。
ギュッ…
…え?類??
類『無事で良かった…ほんと、良かった…』
私『る、類…』
しばらく類は私のこと抱き締めた。
類『大丈夫か?』
私『えっ?あ、うん』
類『お前さっき泣きそうじゃなかったか?』
私『いやいや!私、強いから!!泣くなんてあり得ないよ』
なんていっておもいっきり笑って見せた。
類『ふーん…お前さいいからこれ着てろっ』
っていって私に類がきてたジャケットを羽織らせた。