一生の恋バナ


美紅side



“美紅…起きろ…起きろっ…”


あなたは…誰??


顔が見えないよ…



もっと近づいてもいい??




『美紅!!起きろ!!!』


えっ…


パッと目を開けたら、みんながいた。


私『ここ、どこ?』


絢香『病院だよ。

美紅は部屋で倒れて、運ばれたんだよ?

そして、丸一日寝てたんだよ…

でも、良かったあ…もう目を開けてくれないかと…』


グズッ…絢香が泣いている。


私『絢香…心配かけてごめんね。もう大丈夫だから』


私『みんな、ありがとう。きっとね、寝不足だよ…ハハハッ』


類『ハハハッじゃねえよ。どれだけ…』


誠『心配したんだよ?ほんとに。ちゃんと寝て下さいね?』


陽介『ゆっくり休んでげんきになれよっ!!』


かんな『家のことは私にまかせて♪』


私『ほんと、ありがとう』


満面の笑みで答えた。


かんな『じゃあ、私達はこれで行くね。

お医者さん待ってるし。行こっ類くん♪』


そういって腕を引っ張ってかんなちゃんは類を連れてった…ズキッ


なんでだろうズキズキする…


最後に誠が私に


『今日の夕方また来るから』


って言って病室をあとにした。


コンコンッ


お医者さんが来た…


『はじめまして。あなたを担当する尾崎です』


私『よ、よろしくお願いします』


医者『これから、こういうことが重なるかも知れませんが安心してくださいね』


私『…どういうことですか?』


医者『時期にわかります。

でも、病気ではないので…死ぬことはないです』



なんだか、訳が分からない。


私、病気なのかな?

いや、でも病気の人に話しかけている感じの雰囲気ではない。


もしかして…精神科??


私、何がおかしいのかな??




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