一生の恋バナ



私はしばらく図書館で呆然と立ち尽くしていた


すると、図書館の監守の人が近づいてきて


『そろそろ閉館の時間ですよ』


と言われ、時計を見ると7時を回っていた。


『は、はい!!すいませんっ』


私は急いで図書館の外へ行った。


すると図書館の門の所で


類『おっせーんだよ!!』


類が待っていた。


私『類!?こんな時間まで待っててくれたの?

一人でも大丈夫だったのに』



類『それが待ってた人に言う言葉かよ。ったく…』


私『ご、ごめん!!あ、ありがとう…』


類『美紅大丈夫か?なんか疲れてねえか?』


私『大丈夫だよ!!元気元気♪♪』


類『なら、良かったけど』


どうしよう…


誠と会わせる顔ないよ…


そんな浮かない顔をしてると


類が私の髪をクシャクシャッとした。


私『ちょっと!!何すんの!!』


類『やっと美紅らしい顔になったな』


そうして、いつものように


くしゃっとした笑顔で類が笑った。


その瞬間。


突然頭が痛くなり、めまいがした。


倒れそうになったところを類が


腕を引っ張って抱き抱えた。


類『美紅ほんと大丈夫じゃねえだろ。お願いだから、無理はすんな』


私『う、うん。でもね、一瞬めまいがしただけだから大丈夫』


そしたら、類が急にしゃがんで


類『ほら。おんぶして帰るから背中乗れ』


私『いいよいいよ!!類つぶれちゃう!!』


類『チャリだとお前がいつ落ちるかわかんねぇし…だからほら』


私『あ、ありがとう…』


そして、類におんぶしてもらって帰った。



類の背中広いな…









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