一生の恋バナ
類side
ファッションショー??
ペアで??
俺、美紅とじゃなきゃ出る気ねえわ…
とりあえずくじを引いた。
星だった。
いっせーので見せると…
え?俺、美紅と??
まぢ?超嬉しいわ。
俺は浮かれすぎて美紅を強引に引っ張って
衣装部屋に連れてきて、勝手に衣装を選び始めた。
美紅『ちょっと待ってよ!!』
俺『でも、早く決めねえと…モデルウォーク??の練習もあんだろ』
美紅『そうだけど…でも、まだテーマわかんないでしょ?』
そういうので、さっき俺が調べたサイトを見せた。
俺はたとえステージの上だけでも
一瞬でも美紅とカップルとして歩けるのが
とても嬉しかった。
なんか見せたら美紅、顔が赤くなってる…気のせいか??
俺『美紅…顔赤いぞ?そんな嬉しかったか?』
なんて言って、俺はにやけてしまった。
美紅『何言ってんの。嬉しくなんかないし!!
それより、この間のこと誠に謝った??』
また、誠…
はあ…どうやったら美紅の頭から誠がはなれてくれんのかよ…
追い出されちまったし…
しょうがねえ。
この間から誠とろくに話してねえし。
─行くか
とりあえず誠の部屋に行った。
俺『誠。入るぞ』
って言って入ったら誠は読書していた。
俺『あのさ、この間は悪かった』
誠『珍しいな…美紅にでも言われたか??』
俺『いや、別にだからといってって訳じゃねえよ。
ただ俺もやりすぎたと思ったし…
てか、お前ら練習とかしないのか?』
誠『あ、ああ…』
俺『譲る気はないからな?』
誠『そんなん知ってる。てか、あのれいら?ってやつ本当に美紅の親友…』
俺『え?そうなんじゃねえの?』
誠『まあ、いいや』
俺は誠が何でそう思ったか気になったが
そのまま誠の部屋をあとにした。