一生の恋バナ
美紅side
類の衣装…
どうしよう。
男の子の服ってわかんないからな…
そう思ってるうちに
類『たっだいま〜』
私『え!はや!まだ決まってないのに…』
類『相変わらずなにをしてもトロイなっ』
私『だって適当になんてきめれないし…』
って端にあったクローゼットを見ながら言ってると…
これ…いいんじゃない?
あと、これとこれを合わせて…
私『決まった!!これ着てみて!!』
って言って類に無理やり着せてみた。
試着室から出てきて見たら…
ドキッ…
類ってやっぱかっこいいんだな…
不覚にもドキッとしてしまった。
下はチノパンでノルディックな模様がついていて、
上は白いティシャツ。
シンプルなのでリングが着いているネックレス
靴はキャメル色のハイカット的なスニーカーで
仕上げに
腰に赤チェックのシャツを巻けば完成!!
類『お嬢さん何見とれてるんすか?』
私『見とれてなんかないし!!
バカっ私のセンスの良さに感動してただけだしーっ』
類『はいはい。
俺は決まったからじゃあ出掛けるぞっ』
私『えっ!出掛けるってどこに…??』
類『まあ、いいからついてこいって』
と言われ、近くの商店街に来た。
近くっていっても10キロくらいは離れている。
そして、類が入ったのは見た目からして高そうな洋服屋さん。
すると類がしばらく選んで3つくらいにしぼったものを私に着せた。
類『んー。なんか、違うんだよな…』
そういってまた選び始め、ついに
類『すいません。これください』
私『え!これ?ってか、買わなくてもあるやつでいいよ…
私どうせ何を着ても似合わないし…』
類『いいから』
そういって類は総額5万円くらいのものを買った。
私『ねえ類っそんな高いの私ほんといいって』
類『俺が買いたかったからいいんだよ。美紅は気にすんなよ』
私『ありがとう…』
類『うん。それでよし。
とりあえず家帰ったら着替えてみ』
家についたらもう夜の7時を過ぎていた。
類『今日は…疲れたよな。着替えたりすんの明日でいいから、今日は休め』
私『えっ。でも、大丈夫だよ!!まだ7時だし』
類『美紅も一応女の子なんだから
とりあえず休めよ。
俺も風呂入ってすぐ寝るわ』
私『一応って…どっからどう見ても女の子ですけど?』
類は鼻でクスッと笑って部屋に行ってしまった。