一生の恋バナ




放心状態になっていた。


すると類が…


私のボレロを剥いだ…!!


そして、


自分の腰に巻いていた赤チェックのシャツを


私にそっと掛けた



一気に


“キャ〜〜〜!!”


とざわつきから


歓声に変わり


“あれってそういう演出だったんた”


“てか、あの女の子もめっちゃ可愛い!!”


などと、声が変わった。



ステージ裏に帰り、


私は類に抱きついた。


─類、本当にありがとう


< 68 / 156 >

この作品をシェア

pagetop