クリスマス・マジック―奇跡の夜に―
誰が恋人に振られたばかりの人だとは思うだろうか。


きっとこの出会いのために必要な事だったんだ。そう思った。






「俺たちの出会いは、運命だと思わないか?」


「奇遇ね。私も同じ事を思ってた」






「俺さ、君のことを知りたいと思ってる」


「私もあなたの事をもっと知りたい」






2人は自然と手を取り合った。


そして、運命の場所になったクリスマスツリーに背を向けて、人ごみの中へと消えていく。
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