イチゴ大福
「覚えてくれてた!!」
恭ちゃんはそう言って笑った。
なんか、昔と笑い方変わらないなー
密かにそんなこと思ってたりして。
だってさ、笑ってる時に見えるオーラってゆーの?
すっごい光ってるんだもん。
「俺さ、どうしようかと思ってたんだよ。紅音に忘れられてたら」
…麻妃は??
「流石にさ、好きな子に忘れられたなんて言ったらさ、ショックで死んじまいそうだもんな」
…好き、
それなら麻妃もじゃんね。
「あ、ちなみに麻妃ちゃんと紅音に対しての好きは違う好きだからな!」
…好きの違い?
あぁ、
レベル的な?
私、100レベ?
そしたらすごいよね!?
ポケ〇ンだったら素晴らしすぎだよな!
「よかったね!紅音!」
麻妃は意地悪そうに笑って言った
「うん!」
最強ですよ?
嬉しすぎでしょ!
私がにやけてると、
「え、まじで?」
麻妃がおどろいたようにそう言った。
「やりましたね!恭弥さん!」
やすが笑顔でそう言った
「お、おうっ!!紅音、これからよろしくな!」
ヒューヒューッ
…なんかおかしいぞ?
なんではやし立てられてるんだ?私…
よろしくするのは私だけじゃないでしょ?
全くもうっ
しっかりしてよー
「前みたいに、みんなで仲良くしようね!」
私が笑顔でそう言うと、
周りの空気が一瞬で冷めた気がした。