イチゴ大福
じゃーねー!

そう言って、やすと別れた。

私はその足で八百屋に向かう


「いらっしゃーい!お!紅音ちゃんじゃねーか!」

そう、笑顔で笑いかけてきたおっちゃん。

「安い野菜ちょーだい!」

「はいよ!鍋でも作るのかい?」

「そー!よくわかったね!」

「紅音ちゃんの得意料理だろ?ぶっ込鍋!」

「まーね!なにがあるー?」

「野菜なぁ、白菜とかなら安くするよ!」

「ほしい!」

「はいよ!あと、オレンジとかもあるけどどうだい?」

「うーん、オレンジ入れるのは少し辛い…?いや、意外といけるかも…?」

「はっはっはー!さすがにやめときな!」

「あ、じゃ、普通に食べるから買うよ!」

「おし!じゃ、2,580円な」

「はーい」

「うーん、仕方ない!可愛い紅音ちゃんのために2000円にしてあげよう!」

え、私なんにも言ってないんだけど…

ま、いっか!

「やったぁ!ありがとーー!まじ、おじちゃん大好きだー!」

「はいよ!美味しく作ってくれよ!」

「うん!全部しっかり使わせてもらうね!」

「毎度ー!」

「ばいばーい!またね!」

「はいよー!」

へへへー!

お得お得ー!

おうちに帰って…あ、でも、まず葵の家の冷蔵庫に入れちゃおっかな!

持って行くのめんどくさいし!

ついでにいつも通り片付けしてあげよっと

…しっかし、重いな、荷物、、

魔法でも使えたらいいのにってガチで思うわ!

へへへへへ
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