イチゴ大福
しばらくして…
「あ、ほんとに起きてる。」
そう言って病室に入ってきたのは、和紗と、雅人。
「起きてちゃ悪いか?」
私はいつもどおり返した。
「いや、ガチで心配したんだからな?」
と、雅人が言う。
「ほんとだよ。まったく、無理ばっかしやがって。」
そう、怒ったのが和紗。
「二人とも、ありがとね。」
私はにへっとわらった。
和紗達は苦笑いを浮かべてたけど。
「ってか、怪我してんじゃん。」
私は和紗の傷口であろう場所をツンツン突いた。
「いっっっってぇよ!!」
あ、怒ったー♪
うそうそ。
「こっち来て、ぬいで。」
私は和紗を呼んだ。
「やんっお婿に行けなくなっちゃうわ♡」
「…いっぺん、死んでみる?」
そう言って私は、近くにあった果物ナイフ…の模型も手にとった。
「うわぁぁ!うそうそうそ!
お前がそれもつとマジで怖いからっ!」
なんて、のってくれる和紗。
そして、油断してる和紗の服を脱ぎとった。
「「…っ!?」」
私と麻妃はその傷口を見て絶句。
だってさ、
すごい傷口だったから…