イチゴ大福
「でもでもでも!もうすぐ冬だからいいじゃん!」

「まだまだ暑いんですけど…」

雅人が呆れたように言った

「ま、これが紅音だからもう、仕方ないでしょ」

麻妃が笑いながら言った

「どーゆー意味かしら…?」

「そのまんまー」

ちょ、なんか、バカにされた気がするわ

ま、いいか。

ってか、私…

「シュウ達と会いたい!」

「え?急だね。えっとね、会えると思うよ」

「どこ?」

「隣」

「二人ともありがとー!」

「あ、ちょっと待って!今思い出したけどさ、起きたら先生呼べ的なこと言われたよね?」

「あー、そういえば…」

「忘れてたね。ね、紅音、そこのナースコールボタン押して!」

「これ?」

私はボタンを指さしてそう聞いた。

「そう。」

ポチッ



< 132 / 198 >

この作品をシェア

pagetop