イチゴ大福


ついにその時が来てしまった。

俺たちは紅専用の倉庫に集まった。

「お前ら…本当にいいのか?」

そう、申し訳なさそうな顔をして聞いてきた恭弥さん。

「変な顔しないでくださいよ!恭弥さん!」

レンがそう言ってはげました。

「…ありがとな。
…でも」

そこまで言って止まった。

言いたいことはなんとなくわかった。

「恭弥さん、行ってください」

タケはそう行った。

俺達も静かに頷いた。

「…いいのか?」

恭弥さんは、そう聞いてきた。

答えなんて、もう決まってる。

こんなことで二人の絆が途絶えるなんて、絶対に嫌だ。

だから俺たちは動く。

大切な仲間のために…

だから、

「恭弥さん、せいじさんを助けてくださいっ」

俺は…俺たちは頭を下げた。

「…ありがとうっっ!」

そう、泣きそうになりながら俺達に行って、倉庫を出ていった。

「さてと、俺達も仕事しようか。」

そう言って、車を出して

紅音を迎えに行った。

いや、結果的には紅音達になったわけだけど…

< 152 / 198 >

この作品をシェア

pagetop