イチゴ大福

「おい、人の女口説いてんじゃねーぞ」

そう言って割って入ってきた和紗。

「大丈夫ー!和紗はみぃのこと大好きなんだよーってゆーの教えておいただけだから!」

「は?んなのわかりきってんだろ。」

「…和紗、結構イケメンだな」

「は?」

「いいよ!そーゆーの!
さらっと甘い言葉吐いちゃう感じね!
みぃの顔を真っ赤にさせちゃう感じね!」

「何言ってんのお前…」

「まーまー!邪魔物は消えますよ!」

「…さっさと消えろ」

「へーへー!みぃちゃん!がんば!」

「…う、うんっ」

「だからお前なんなんだよ」

「気にすんな!」

「いいからさっさと消えろ
邪魔すんな」

「わーったよ!鍋、もう終わりみたいだし!」

「俺ら途中で抜けるかも」

「りょーかいっ!」

私はそう告げてみんなのところへ移動した。

「…ちょっと!
野菜しか残ってないじゃんか!!肉ばっか食うなー!」

私がそう叫んだ相手は、葵と恭ちゃんと雅人。

麻妃は野菜好きだからいっぱい食べてる

「わかったよ…」

そう言って食べ始めた雅人と恭ちゃん。

「ちょい、葵くん?無視ー?」

「俺はいらん。」

「ふーん…私が作った料理食べてくれないんだね?」

私がそう脅すと、

「…食う。」

そう言って席へ戻っていった。

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