イチゴ大福


嫌な予感がした

「私達が買い物した店に二人で戻ったんだけどね、 」

みぃが言ったあと麻妃が続けた

「葵…さ、私達と同じくらいの年の女とキスしててさ、でも、葵のことだから無理やりやられちゃったのかなって思ったけど、そのあと葵が笑って頭撫でてたのよ…
言った方がいいか迷ったんだけどね、でも知ってた方がいいって思ってね、」

辛そうに言った麻妃は、私たちの自己満でしかなかったよね

そうも言った。


葵が浮気?

してるんじゃないかって思ってたけど

実際聞くとやっぱ辛いね

でもね、麻妃ごめん、

私気づいてた。

迎えに来た時、葵の首元にはネックレスがあったから。

気づかないふりしてたけど

ダメだね、気づいてるんだから。

「麻妃、みぃ、言いにくいこと言ってくれてありがとね」

私はそう言って笑った…つもりだったけど、涙が頬を伝った

「紅音ちゃん…」

みぃが申し訳なさそうに私の名前を呼んだ。

「…私さ、明日聞いてみるよ。
葵に直接さ、」

「ん!それでこそ紅音!」

麻妃はそう言って応援してくれた。

ホントは怖いけど、でも、動かなかったら何も始まらない。

ホントはもっと早く動けたのに、動かなかったんだもん

今しかないでしょ

これ以上溜め込むのはしょうに合わないしね。




麻妃達は帰るのがめんどくさい

とか言う理由で私の家に泊まっていった。

多分、一人で泣かせないためだろうね



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