イチゴ大福
クリスマスイブ当日
パーティーの時間は午後3時から。
そんでもって今の時間は午後3時
私達は今、私の家なう。
うん、完全に遅刻です。
「ほら、紅音!急いで!」
「あと5分ー!」
「みぃが待ってるんだから!」
「急ぎます!」
「ゆっくりでいいよー?」
「こら、みぃ!そんなこと言ったらほんとにゆっくりになるんだから言っちゃダメ!」
「あ!やっぱり急いで!」
「わかったよー!!」
ダッシュで何やってるかって?
そりゃ、コスプレですよ
みぃと麻妃と一緒にサンタさんのコスプレ。
これ着るとき遊んでたら見事に時間がなくなった感じのやつですね、はい。
「やっと来たか!急ご!」
ってことでついた…けど、
怒ってるかなー?
ま、いいもの見せてるんだし?
なーんてね!
ガチャ
「おまたせーー!」
私は勢いよく扉をあけて叫んだ。
「遅い。」
そう言ってのぞいてきた和紗は絶句。
「へ、変かな…?」
みぃが照れながら言った。
「んなわけねーだろ。すげぇかわいい。」
「あ、ありがと////」
こらこらこら、こんなところでいちゃつくなっ
「お!麻妃、いいなそれ。」
そう言いながら出てきたのは雅人
「当たり前でしょ!///」
お主も可愛いのぉ…
私は四人を横目に見ながら葵のいる部屋に向かう。
「あーおい!」
「遅い。」
「わ、ごめんなさい…」
「…似合ってんじゃん」
「…///」
「こっち来い。」
「ねぇ、葵、昨日どこいたの?」
「…家にいた。」
嘘つき。
「嘘つきは泥棒の始まりだよ?」
「さっさとこっち来い」
「…わかったよ」
そんな目で見られたら行くしかないじゃん
行くってゆうより、引き寄せられるの方が正解だけど。
「愛してるよ」
そう言って葵は軽く触れるキスをした。
…嬉しいけども、問題は解決してないんですけどー!!
「わ、私も…」
でも、そんなことどうでも良くなっちゃう私は相当だね