イチゴ大福


が、さっきまで大笑いしてた男たちをボコボコにしてた。


「やっぱ強いねぇ」

私が感心してそう言うと、

少しは抵抗しろよ。

そう言って軽く頭を叩かれた。

いやね、いくら軽くと言ってもね、

「いったぁぁっ!!」

さっきぶつけた場所なのよね、叩かれたの。

「…そんな強く叩いたか?」

葵は心配そうに聞いてきた。

「さっき押し倒されたとき、頭ぶつけたの!!」

私は痛む場所をおさえながらそう言った。

「あ、わりぃ…」

ほんとだよっ!って言いたいところだけど、

助けてもらったしそんなこと言えないか。

「いいよ、べつに!ってゆうか、ありがとね!」

私は笑いながらそう言った。

葵はぷいっとそっぽ向いてしまった。

…ツンデレめ。

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