イチゴ大福

葵は目も合わせずにいる。


あーぁ、これじゃ、収拾つかないじゃん。


仕方ない、

「そこまで。二号…あなたはここを出て。麻妃は落ち着いて。」

そう言って、二号を押し出し、麻妃を座らせた。

…総長の特等席に。

そしてこれから、

お説教タイムに入りマース。

まったく、毎回おんなじことしてどうすんのよ、

「葵、いい加減迷惑なんだけど。」

私はまず初めに葵に言った。

「それと麻妃。私のことでキレてくれるのはちょっと嬉しかったりするけど、ホントのことなんだから仕方ないのよ。」

あと、

「ってか、あの女をここに入れたの誰だよ。」

私は溜まってたことすべて言った。

「…悪かった。」
「ごめんなさい。」

葵と麻妃は反省したように謝ってきた。

「ごめん、俺だわ。」

…和紗くん、

君にはたっぷりお仕置きな?

「さっきの分もふくめて♡」

「え、いや、俺彼女が待ってるからっ!!」

ビューんっ

って感じで去っていった、和紗。

…なんか、空気が重いわよ?

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