イチゴ大福

…イライライラっ

「そ、そんなわけ無いじゃん。
俺はお前みたいな可愛い女しか彼女にしてないよ。」

…は?
悪かったね、ブスな元カノで。

でもね、結構傷つくよ。
仮にも好きだった人だもん。

…今の発言で軽蔑したけど。

「だよねぇ!よかったぁー♡」

…イライライライラ

うん、もう限界。


「…つく。」

「「え?」」

怜と女、二人してこっちを向く。

「ムカつくんだよ。そのしゃべり方が!
ってゆうか、私こいつと付き合ってたけど!?
それがなんなのよ!
元カノが可愛くなければ私と釣り合わないとでも言いたいの!?
怜も怜だよ。
別れたいならはっきり言えばよかったのに。」

私は思いっきりぶちまけた。

「あ、紅音…」

怜は戸惑ったように私の名前を呼んだ。

「怜ぃ…」

女は怜にすがりついた。

葵は私の手をしっかり握ってくれてる。


…安心するや。

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