YorUgAo~傷だらけ絶世美女の壁を無愛想教師が壊します~
「何?実美菜ーー??嫉妬でもしてんの?」
そう言って私の顔を思いっきり見て言う。
「は?そんな訳ないじゃん。」
「でもー、あたしは実美菜の方が良かったと思うよ?
那月先輩は確かに凄い可愛かったけど……
実美菜のが、歌もなんか……とにかく、良くて!……
で、……えーと………」
「……分かったから!ありがと。」
私を励まそうと必死な実美菜には参るわ。ほんと。
「本当に実美菜の方が良かったんだからね!
なんで実美菜じゃなくて那月先輩がこんなに騒がれてるんだか……」