Office Love 《短編》
あたしは、また裕樹の胸の中に顔をうめた。
「なぁ・・・咲・・」
「ん〜?」
「・・・・・・・」
「どうしたの?」
「・・・俺と結婚しない?」
・・・・・・・え??
「籍入れよ?一生、俺だけの咲でいてください・・・。」
裕樹、本当に?
私でいいの?
今更、嘘って言われてもイヤだからね・・・
「咲・・・?」
なかなか返事を返さないから裕樹が心配して顔を覗いた。
「ヒッ・・・・ク・・・」
泣いていてなかなか声が出ない・・・
裕樹はそんなあたしの頭を優しい顔で優しく撫でてくれた。
「ひろ・・・ヒッ・・ク・・・あたしを裕樹の・・お嫁さんにしてください・・・」
頑張って、裕樹に伝えた。
「咲、幸せにするから。俺は、お前がいてくれるだけで幸せだ。離さないからな。」
裕樹・・・あたしも裕樹と一緒にいれるだけて幸せだよ。
そして、あたしたちはまた甘く、愛し合った・・・
──END──