Office Love 《短編》
「裕樹?どうしたの?」
「ん〜・・・咲に触りたくなった」
抱き締めていた腕に力が入る。
「ダメだよ・・・誰かに見られ・・・・・」
言い終わる前に裕樹に唇を奪われた。
仕事の裕樹はキリッとしているのに、二人っきりになると甘えん坊さんになる。
でも、嬉しい。
そんな裕樹を知ってるのはあたしだけだから。
「ん・・・・ひろ・・・ふっ・・・」
なかなか唇を話してくれない。
どうしよう・・頭がボーっとしてきた・・・
「咲・・・」
キスをしながらあたしの名前を呼んだ。
そんな風に言うなんてズルいよ・・
ここが会社だってこと忘れちゃう・・・