smile
「そっか」
「うん」
「でも、チームとしては海は大事な戦力だから、すぐにでも病院に行ってほしい。確かに新人戦は近いけど、一番大事なのは夏だから。」
「…うん…」
「うん」とは言ったが、私は拓海君が背番号をもらったことで、「負けてられない」っていう気持ちが高まり、親に言えるような状況でもなかったから、「大会でミスしたら…」って、不安ではあったけど結局病院には行かなかった。
夏樹にも嘘をついて…。