smile


俺は、
海への気持ちと最近あまり会話をしてないことを話した。


すると京吾は、
「青春してんなぁ」
なんて、のんきなことを言ってきたから、とりあえずパンチを一発くらわせてやった。



「まぁ、大会で忙しいだけだから、大会が終わればまた元に戻れんじゃね?
それまでは、メールくらいしてみれば?」


「…おう」




今だから思うことがある。
この時、確かに京吾は大会が終われば元に戻るって言ってたけど、それを鵜呑みにしていたことから全ては始まったんじゃないかって…。


全ては、
海に病魔が迫っていたこの時に海と話をしなかったことから……。


< 50 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop