言葉から始まった……
「理貴兄、ちょっとどいて!」
理貴さんが少し移動し、私と詩音が座るスペースを作る、
「ねぇ、柚…」
「ん?」
すました顔で返事をしてくる。
詩音に関しては完全ににやついてる。
……こいつら、計画してたな!
そうとしか思えない二人、いや三人と言うべきかな?
「まさか、理貴さんもですか?」
「なにが?」
柚と同じ顔で返事をしてくる、、、
やっぱり兄妹って似るんだね…
「あの…」
いまだに状況を掴めてないだろう、もう一人のはめられた人物が恐る恐る声を出した。