運命は始まったばかり
「あーうん、一応ね」

「まだ夢見る子猫ちゃんなわけ?」

「ははは、子猫ちゃんって年じゃねぇって。
もう、25だぜ?
いい加減、現実見ろよって感じだよな~」


何だか・・・・

聞いたらいけない話を

私は、目の当たりにしてるわけで・・・

その場から立ち去ろうとしても、

ショックが大きすぎて

足が、動かない・・・。


そんな私を知る由もないマサト達は

更に話を続け、


「けど、1年くらい付き合ってんだろ?
小田も28だし
そろそろ結婚とか考えてるわけ?」


「あははは、ないない。
あいつと、結婚はないわー
ありえない、ありえない」


「でも、小田の彼女って可愛いよな。」


「顔はな?何、ああいうのタイプなわけ?」


「あー、俺
小田の彼女の顔、結構好きだな~」


「マジで?見慣れたら
どうってことねぇよ?
なんなら、譲ってやろうか?」


「うっそ!?譲ってくれんの?」


「もう、俺も真剣に結婚相手探したいしな~
お前が口説き落としてくれたら
万々歳なんだけど」


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