Witch and Vampire ―恋物語―
それから数万年間、ヴァンパイアはどんどん子孫を増やしていき、魔女も同様に増やしていった。
そんな時、ある国で魔女とヴァンパイアが会った。
ヴァンパイアは数万年前の呪いのせいで魔女を殺してしまった。
それが魔法戦争の始まりだった。
戦争の場所はその二人が出会った国。
その戦争はそこに住む人間をも巻き込んでしまうほどの大惨事となった。
何年も戦争が続いたある日。
その国の王様が魔法をかけることを思いついた。
王様は大量の書物を読み漁り、一つの魔法を見つけた。
それは、魔女とヴァンパイアを強制的に愛し合う存在にするために100年に一度魔女は16歳、ヴァンパイアは18歳の子供に契約を結ばせるというものだった。
その契約方法は、二人が心の底から相手を愛し、新年になるまでの10秒の間にキスをするというものだった。
だが王様はちゃんと最後まで内容を見ていなかった。