Witch and Vampire ―恋物語―

「あ、ナイトさーん!」

「おはようございます!」

仕事場へ向かう途中、ソラと同じ制服を着た子たちに会う。

「おはよう。」

「きゃ///」

そして必ずこういう子たちは俺が挨拶を返すとはしゃぎながら通り過ぎていく。

「そういえば、あの制服の学校ってあそこだったんだな・・・。」

そんなことを考えながら仕事場に着くと、

「な、ナイトさん!」

「体は大丈夫なんですか?」

「ちょ、」

「どこか痛いとかありませんか?」

「おい、」

「あ、歩いて大丈夫なんですか?」

「早く椅子に「大丈夫だ!」

若干声を大きくして言うと、みんなやっと動きが止まった。

「体は大丈夫だし、痛くもない。歩けなかったら、ここにはいない。わかったか?」

「はーい。」

「すみません。心配で・・・。」

「元気になってよかったです。」

そうみんな口々に言う。

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