たとえば君と恋に落ちて【短編完結】
もう知らない。


私の気持ちも、冬馬の気持ちも。


真緒(マオ)なんて私と似た名前の彼女の気持ちも。



「私はずっと…冬馬が好きだったの!大好きだったの!だから…高井さんとの恋愛相談も聞い
たの…!毎日毎日…冬馬と話す口実だったの!…はい、おしまい。私の恋愛相談おしまい!」





「里緒…俺……気づかなくて…ごめ…」











「…全部、嘘だけど」
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