coffee time
今日も朝、オハヨウを言ってくれて
おはようと答えた。

泰輔くんは照れてるのか
そんなんじゃないよ…。
って言っていた。

かわいいなぁと思う。
20歳の男の子。

私はニコニコ笑いながら、また
カウンターから離れて、仕事を始めた。

キーボードの入力は得意で
どちらかと言うと仕事は
早い方かもしれない。

何か、気配がして、カウンターを見ると
泰輔くんが私をみていた。
カウンターに体をあずけながら。

「…?どうしたの?」
私はまた、キーボードから手を離して
カウンターへ向かった。

後ろから、先輩の視線が
刺さったけれど、
気にしないフリをして、対応した。

「ううん。亜季の仕事してる姿、
ちょっと見に来ただけ。」

私はニコッと笑って、こう言う。
「亜季って言わないでって
言ってるでしょ?」
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