coffee time
milk
ホットコーヒーも何杯目かで
胃が少し痛くなったりした。

学生と話したり、
休憩中に屋上で伸びをしたり
頂いたお菓子を食べたり…

もちろん仕事もして
気がつくと、事務所には
私だけだった。

そろそろ…帰ろっかなぁ。

パンツスーツのポケットにネームプレートを
無造作に入れて、携帯を片手に
お気に入りcoachのカバンを持って
大学から出た。

新着メールがあって
読もうとしたら、
誰かに呼びとめられた。

「亜季、一緒に帰ろう。」

新着メールよりも、声の主を見た。
声の主は泰輔くんだった。

単車とヘルメットを持っていた。

「どうしたの?」
…私の口癖…職業病になってる。
カウンターで話を聞くときと同じ。

「送ってくよ。」
とヘルメットを投げられた。
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