*snow magic*


*聖也side*


俺は部活が終わって急いで雪那がいる空き教室に向かっていた



「まだ、いるよな?」



少し遅くなってしまったが雪那なら待っててくれてると思いながら全力ダッシュした




「雪那!!」



「え、、、?」




「、、、あれ?」




空き教室に入る前に雪那の名前を呼んだのだが



返事は俺の知らない、大人しそうな女子だった




「えっと、君、、、だれ?」




「あ、すっすいません!私、岡悠花です!」


「岡ね。どーしたの?こんなとこで」


「あ、えっと、」




あがり症なのかな?



「ゆっくりでいいよ」



俺がそう言うと、落ち着き始めたみたいだ




「実は、、、聖也君を待っていました!」




「え!?」



俺をー!?


なんでだ!?


「なんで、、、?」



「あの、24日、明日会えませんか?その、お話したいことがあるんです!」



24日、、、


雪那誘おうと思ってたけど


しょーがねぇ



「いいぜ。明日の午後1時に駅前の大時計に集合な」


「はい!ありがとうございます!」


岡は深々とお辞儀して空き教室から去っていった





はぁー、どーしたもんかなー




雪那とイブは会いたかったな、、、
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