*snow magic*

しょーがねぇ、今日の夜雪那誘うか


メールを打って送った


そしたら、OKがでたから


ほっとした



よし、あいつ探しに行くかっ



と思ったときだった



「聖也ー?」



「、、、美鈴?」



そこにはもう家に帰ったと思ってた奴が立っていた



「なんで学校にいるんだよ?」


「聖也のこと待ってた」


は?俺を?


今日はみんなどーしたんだ?


俺のこと待ってたって、、、




「ねぇ、一緒に帰らない?」



「じゃぁ、雪那探さないと、、、」



「2人きりがいい。聖也に話があるの。」




話、、、?



なら仕方ねぇか



と、その時ケータイが鳴った



雪那からだ


『てか、帰りどーなってんの?』




、、、正直に言おう



『わりぃ。美鈴と帰る』



「もう、いい?」


「おぅ。帰るか」


俺達は正門の外へと歩いていった






「ねぇ、公園に行かない?」



「は?」



こいつはなにを言い出すんだ



「公園で話をしたいの」


まぁ、それならいっか


「わかった」



近所の公園に着くと美鈴はブランコに腰掛けた



俺も美鈴の隣のブランコに腰掛けた




「あたしたちって、いつも一緒にいるよね」


「だな。一緒にいないときってなんか用事がある時くらいだよなー」


そこから、中学のときの話で盛り上がった



「体育祭とか盛り上がったよなー!」


「聖也めっちゃ張り切ってたもんね(笑)」


「そーだったなー。みんなも乗ってくれたから俺らのクラスだけうるさかったよな(笑)」


「そーそー!それで他のクラスの担任に睨まれたんだよね」


「まぁ、無視したけどなっ。あ、そーいえばお前怪我したよな?あれはびびった」


「うん。で、聖也が助けてくれたんだよね?」


「そーそー。俺びびりながらだったけどな」


「大丈夫。格好良かったよっ。そっから聖也への気持ちが変化したんだけど」


「え?」

さっきまで騒いでいたのが嘘のように緊迫した空気にがらっと変わった

「あたしあの時助けてくれたときから聖也のとこが好き。」




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