君の笑顔
別れ
あの日、約束なんてしなきゃよかった。
後悔しても帰ってこない。
私は今日という日を永遠に忘れない。
世界一大好きな私の彼氏、黒川凛君がこの世からいなくなった。
明かりはちゃんとついているのに黒い服を着た人がたくさんいるこの部屋はとても暗く感じる。
部屋の奥にはたくさんの花と凛君が笑っている写真が黒いリボンが結んでおいてある。
その前の白い箱には、二度と笑うことがない凛君がいる。
ちゃんといるのに…そこにいない。
いつも皆を笑顔にするのに皆を泣かせている。
「凛君………」
私の隣で同級生がそう呟いた。
私は頭の中がぼんやりしてなにも考えることもできずに立ち尽くしている。
「りん…りーーーーーん!!!!!!!!!」
凛君の母親の声が部屋中に響きわたった。
その声と共に私の体は凛君に背を向けて出口へと走っていた。
視界が歪み、小さな石にも躓きながらそれでもあの部屋から遠い場所に行かなくちゃって頭の中で警報がなっている。
とりあえず、家に帰り自分の部屋へと逃げる。
そして今になって泣いているということに気づく。
「凛…………く…ん」
彼の名前を言葉に出すと急に気持ちが込上がってきて、いつしか凛君と呟きながら泣いた。
どの位泣いたかは覚えていない。
ただ、ひたすら凛君に会いたくて…笑顔が見たくて…声が聞きたくて…………謝りたくて。
そんな時、窓から風が入ってきてカーテンが膨らんだ─────。
後悔しても帰ってこない。
私は今日という日を永遠に忘れない。
世界一大好きな私の彼氏、黒川凛君がこの世からいなくなった。
明かりはちゃんとついているのに黒い服を着た人がたくさんいるこの部屋はとても暗く感じる。
部屋の奥にはたくさんの花と凛君が笑っている写真が黒いリボンが結んでおいてある。
その前の白い箱には、二度と笑うことがない凛君がいる。
ちゃんといるのに…そこにいない。
いつも皆を笑顔にするのに皆を泣かせている。
「凛君………」
私の隣で同級生がそう呟いた。
私は頭の中がぼんやりしてなにも考えることもできずに立ち尽くしている。
「りん…りーーーーーん!!!!!!!!!」
凛君の母親の声が部屋中に響きわたった。
その声と共に私の体は凛君に背を向けて出口へと走っていた。
視界が歪み、小さな石にも躓きながらそれでもあの部屋から遠い場所に行かなくちゃって頭の中で警報がなっている。
とりあえず、家に帰り自分の部屋へと逃げる。
そして今になって泣いているということに気づく。
「凛…………く…ん」
彼の名前を言葉に出すと急に気持ちが込上がってきて、いつしか凛君と呟きながら泣いた。
どの位泣いたかは覚えていない。
ただ、ひたすら凛君に会いたくて…笑顔が見たくて…声が聞きたくて…………謝りたくて。
そんな時、窓から風が入ってきてカーテンが膨らんだ─────。