馬鹿な私をもらってください。
「お前が学校遅刻してきたら隣に住んでる俺に理由やら聞かれんだよ。めんどうだろ」


なんだぁー…


ちょっと期待しちゃった。

もしかして…?


なんて。




そのあと、朝ごはんを塁君にグチグチ言われながらも、食べ終えた私は塁君と一緒に「いってきまーす」といって家を出た。


高校までは、自転車通学なんだよね。


私は家の前にとめてあるシルバーの自転車に鍵をかけた。


「ああっ!?」
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