あまーいトリックオアトリート!
「…大丈夫?」
ハッ………。
「……だ、だだだだだ…大丈…」
「大丈夫…じゃないね…。……イタズラの度が強かったかな?…ごめんね……」
「い、イタズラ?!」
こ、こんなイタズラってありですか?!
「……イタズラじゃなかった方が良かった?」
「……ぇ…っと……」
私が、グルグルと指を回していると。
「……僕は、魔美村さんが好きだよ」
「………あふぇ?!」
思わず、アメ玉を出しそうになる。
「これは、イタズラじゃないよ」
さ、さっきから私、田村君にビックリさせられてばかり…。
「じゃ、じゃあ…ドッキリですか?!」
「ドッキリでも無い。…ずっと前から好きだった」
「あひゅへ?!」
「……もし、良かったら僕と付き合って?勿論、恋人の方ね」
田村君は、スッと視線を逸らす。