どうしてこうなるの?私達の日常生活

小中は、桜と城島に散々言いまくった後、すっきりしたのかそのままジェインをつれて帰ってしまった。


「ふ~・・・サボった代償がデカかったな・・・。」
「そうですね・・・精神的なダメージが・・・。」
「これじゃ、敵に闇討ちしてきたのと一緒だな・・・。」


疲れきった表情で、城島はタバコに火をつけ、桜はそのままテーブルに顔をつける。二人のその時の顔は、精根尽き果て、灰になったかのように白かった・・・


「桜・・・大丈夫か~・・・起きれるか(疲)」
「大丈夫です・・・それくらいの気力は残ってますので・・・(疲)」


城島は、タバコを加えながらゆっくり立ち上がると、桜の後ろに・・・。


「そんな風には見えないけど・・・(笑)」
「きゃっ!」


桜の耳元でささやく城島。それに驚いた桜は思わず頭を上げる。


「うわっ!びっくりした(笑)」
「それは、こっちの台詞です(怒)」


怒った表情の桜を見た城島は、タバコを持つ右手を桜の頭の後ろに回すと・・・


「ごめんね、びっくりさせて(笑)」


そういってキスをした。
ほろ苦いタバコの香りが桜を刺激する。

城島が桜から顔を離すと、頬を紅くし、少し城島から視線をそらす桜の顔が目に入る。それを見た城島は「顔赤いぞ(笑)」と言って、再びタバコを口にした。

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