どうしてこうなるの?私達の日常生活
♪~♪~
「桜!」
“要さん・・・助けて・・・”
泣いてる桜の声を聞いた城島。そのまま桜に声をかけようとしたが・・・
“かわいい彼女だね、兄貴(笑)”
「お前、いい加減にしろ!一体何がしたいんだよ!」
“兄貴の困った様子が見たかっただけ(笑)俺だってね、守をいじめてるつもりはないんだよ。それなのに・・・”
桜は、その時進の顔を見る。
その時の進の顔は、少し悲しそうな顔をしていた。
「今、どこにいるんだよ(怒)」
電話越しに聞こえるいらいらした城島の声。
それをへらへらと笑いながら受け流す進。
その様子を不安な気持ちで眺める桜。
大きな道路を挟んで繰り広げられる会話は、兄弟の間で生まれた大きな溝のようだった。
“さ、俺はどこにいるでしょう?”
「お前ふざけんなよ!」
“早く俺を見つけないと・・・桜ちゃんは俺のものになってもらうから(笑)”
「てめぇ!!いい加減にしろ!」
“じゃ~ね~♪”
プチっ・・・
「さ、これからどこに行こうかな・・・。」
寂しそうな声で、そう呟いた進。桜は、そんな進の様子を見てあることに気づく。
“本当は、自分もかまって欲しいんじゃないのか”
ということに・・・